見ないほうがいいもの。

1. フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ。
2. 元カレのフェイスブック。

どちらも見たあと、物凄く後悔する。

この間、久々にフェイスブックを覗いてみた。
あまり興味をそそらない内容のオンパレードの中、ある人の投稿が気になった。

ある人…とは、私が22歳の頃、ニューヨークで付き合っていた元カレ。

私の恋愛歴史上、3番目のカレ。
東京出身のカレ。
駆け出しのカメラマンだったカレ。
破天荒過ぎた1番目のカレからのプロポーズを蹴り、保守的過ぎた2番目のカレからのプロポーズを蹴り飛ばしてきた私のハートを捉えてしまった、3番目のカレ。
生まれて初めて、結婚したいと思ったカレ。

結局、私の望みは叶わないまま、カレと私の1年半は終わった。

長い月日を経て、私はまだ独身。
カレは、カレ似の可愛い男の子のお父さんとなった。
今もアメリカに住むカレは、私と別れた何年か後、日本人女性と結ばれたのだ。

フェイスブックに投稿されていた写真は、カレのではなく、カレの奥さん。

「今日は奥さんの誕生日」

ということで、日頃の奥さんへの感謝の言葉と共に、飾らない表情の奥さんの写真が8枚。
無理して笑う必要のない関係だ。
短い文章の最後に

"I love you"

の、文字。

素直に育ってきたのがうかがえる、ネジれたところのない真っ直ぐなカレ。
嫌なところ…探したことなかったけど、探したとしても、見つからない。
良いところしか、思い出せない。

そんなカレが、愛する人に愛され、幸せな家庭に恵まれているのは、当然のことだ。
大好きだったカレの幸せそうな日々が綴られている、フェイスブック。
人として、「良かったね」って祝福すべきだ。

けれど、元カノとしては、いまだ胸の奥が小さく締め付けられる。
もし、私がカレの奥さんだったら…なんて、みみっちい未練が頭をぐるぐる。
男は昔の女を引きずるが、女は昔の男を引きずらない、と言われるが。
私はバッチリ引きずる方の女だ。

あー、嫌だ嫌だ。

「ヤダー!ダサい!」

セレ子が私のセンチメンタルなムードを、バッサリと切った。
自分の感情がグズって行き場をなくすと、私は妹分のゲイ友、セレ子にチャットする。

「そー。ダサいのよ私…」

「っていうかさ、20歳年下の彼氏がいるくせに、他の男とデートしてる女が」

「あちゃー」

「昔の男が恋しい?って図々しい!」

「ですよねー」

セレ子様が正しいです。本当、図々しい。

「でもさ、そんなに好きだったのに、 何で別れちゃったの?」

「そこ、聞いちゃう?」

「聞いちゃう!人の不幸話、大好き!」

他人の不幸をエネルギーにして生きている、セレ子。

じゃあ、電話に切り替えて、本格的に話しますか。

To be continued.....

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